実は私、小説も書いているんです。最近は異世界モノでも書こうかと思ってます。
現代を舞台にしていれば、考える必要のないものは多いのですが、
異世界モノとなると、舞台が地球ではないので惑星の自転や公転を元にした1年間の日数にズレが発生するはずです。
そんなことを気にする人はごく少数かもしれませんが、設定を考えているときに疑問に思ってしまったのですから、仕方ありません。
さて、ここで本題に戻りましょう。
1週間が7日の理由、覚えてますか?小学校の理科で少し触れたかもしませんが、忘れている方も多いのではないでしょうか。
今回は詳しくまとめていきます。
月との関係
古代の天文学者たちは、月の周期を観察し、その周期を4週間(29.5日程度)と計測しました。月は新月から始まり、満月まで2週間、また新月に戻るまで2週間の計4週間というわけです。
月は新月→上弦→満月→下弦→晦(かい)として満ち欠けを繰り返します。
このうち、上弦と下弦は、月がちょうど半分だけ現れている日です。
何も出ていない日、半分だけ出ている日、まん丸の月が出ている日、また半分だけの日、そして、すべて隠れた日
この間隔が7日間だった。というわけです。
この週を7日間とする周期は、様々な地域で多極的に使用されていました。
1年365日
さて、地球が太陽の周りをまわる期間は何日でしょうか?
そう、1年の365日です。
これは、約6000年前の古代エジプトの時代に、星の巡りが一周する周期を元に計測され、1年が365日であることが発見されたと言われています。
古代エジプトでは、365日を基本的な月の満ち欠けのペースである29.5日から、30日を1ヶ月として、1ヶ月を残りの5日は「神様の祝日」とすることで1年を図ったそうです。
1年が12ヶ月なのは、月が地球の周りを1年間に12回巡るところからきています。これは、古代ローマの風習から始まったといわれています。
30日って割り切れない
1ヶ月が30日なのに、7日間では割り切れず、あまりが気になるあなた。
その通りです。
実は中国では、1ヶ月を10日毎に3分割する「旬」という割り当てもありました。月の上旬、中旬、下旬といいますよね。旬の曜日に当たる呼び方は十干(じっかん)と呼ばれ、
・甲(こう:きのえ)
・乙(おつ:きのと)
・丙(へい:ひのえ)
・丁(てい:ひのと)
・戊(ぼ:つちのえ)
・己(き:つちのと)
・庚(こう:かのえ)
・辛(しん:かのと)
・壬(じん:みずのえ)
・癸(き:みずのと)
として、数えられていました。甲乙に関しては、日本人にも比較的身近なものですが、こんなところからくる数え方なんですよ。
これらの天文学的理由から、1月が決まっているのです。
ちなみに、日曜日が休日であることは宗教的な理由が含まれてくるのですが、それはまたいつか